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個人輸入(通販)ピルの現状と危険性

このページでは個人輸入(通販)ピルの現状と危険性について解説します。※低用量ピルそのものは危険ではありません。

個人輸入(通販)の薬にはニセモノが紛れています。「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、 ニセモノの薬で失うのは、命かもしれません。

薬に偽造品なんてあるんですか?

試しに「偽造 医薬品」で検索してみてください。偽造医薬品の流通量は750億ドルにも達しているといわれています。これは日本の医療用医薬品市場に匹敵する莫大な額です。

海外のニセ薬問題について(厚生労働省のページ)

実際に、世界の多くの地域でニセ薬が問題となっています。 ニセ薬を買ってしまう可能性は、アフリカ、アジア、そしてラテンアメリカの特定の地域では実に30%以上にもなるとされています。 偽造薬が引き起こす健康被害だけでなく、マフィアなどの犯罪組織の収益源となっている点も無視できません。

偽造品のピルを飲むとどうなりますか?

わかりやすいのは、「有効成分の含まれていないものを購入した」ケースです。 避妊効果はありませんから、妊娠した時点で偽造品であったことが発覚します。(当院で使用している低用量ピルを正しく使用した場合には妊娠率が0%です。)

気の毒なのは「ピルの有効成分も含まれており、不純物も含まれている。」というケースです。 有効成分が含まれているので、月経はちゃんと来ます。避妊効果もあります。そうすると服用した人は 「ちゃんと効いているので大丈夫。」と、考えてしまいます。しかし、重金属などの毒物が健康被害をもたらすのは 数年後、場合によっては数十年後なのです。お金を払って毎日毒物を摂取していた、なんて考えたくもありませんね。

医薬品副作用被害救済制度って何ですか?

医薬品副作用被害救済制度とは医薬品等を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による健康被害を受けた方に対して、 医療費等の給付を行い、被害を受けた方の迅速な救済を図ることを目的として、創設された制度です。 日本国内に法人がある製薬会社は加入が義務付けられています。従って日本で入手した薬剤であれば万が一のことがあっても救済を受けられます。
当然ながら、偽造品に起因する副作用であれば救済は受けられません。

偽造品の見分け方を教えてください。

偽造品を見分けるには分析器にかけるしかありません。個人レベルでは不可能です。そもそも薬のパッケージには偽造防止の工夫など何も施されていません。 ちなみにタイ、カンボジア、南アフリカは特に偽造品の多い地域です。

個人輸入代行業者であれば大丈夫ですか?

実は、個人輸入代行業者が、偽造品の流通を拡大させています。 理由として、製品の質を保証する責任が彼らにはありません。 彼らの仕事は個人輸入を「代行」するだけですから、商品が届けばそれで終わりです。 つまり偽造品を扱っていても、「私たちは輸入を代行しただけです」「偽造品かどうか、そもそも私たちにはわかりません」という理屈が成り立ちます。 従って、偽造品を排除する動機が彼らにはありません。 むしろ、安価な偽造品を積極的に扱ったほうが儲かる、という困った状態になってしまっています。

ケイレディースクリニックのピルと個人輸入ピルの違いは何ですか?

両者の違いを簡単にまとめました。

  当院の低用量ピル 個人輸入の低用量ピル
妊娠の可能性 なし あり
偽造品の可能性 0% 10-30%
重金属等が含まれる可能性 0% 10-30%
医薬品副作用被害救済制度 受けられる 受けられない

重金属って何ですか?

化学的には比重が4-5以上の金属元素の事です。ヒ素、水銀、カドミウムをはじめとする、毒性の強い重金属も多く知られています。 有名なのはメチル水銀による水俣病(Wikipedia)カドミウムによるイタイイタイ病(Wikipedia)です。

体内に蓄積された重金属は、妊娠中にも問題になります。胎盤を通ってしまうため、胎児に奇形をもたらす例が報告されています。 低用量ピルを服用される方の大部分は、将来妊娠する可能性があります。つまり、偽造品を服用することによって、将来のわが子の健康を危険に晒すことになるのです。

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