【結論：買えない】アフターピルはマツキヨで購入できない！売ってる場所や注意点を解説

アフターピルはどこで購入できるのか、マツキヨのようなドラッグストアで購入すればよいのか気になる方も多いでしょう。

結論をお伝えすると、現在アフターピルはマツキヨで購入できません。

アフターピルを安全に利用するためには、正しい購入方法や服用時の注意点など、アフターピルに関する正しい知識と情報を身につける必要があります。

本記事では、マツキヨでのアフターピルの取り扱い状況や、アフターピルを安全に購入して服用する方法を解説します。

すぐにアフターピルが欲しい方は、ぜひ参考にしてみてください。

アフターピルはマツキヨで購入できる？【医師監修】

アフターピルはマツキヨや薬局で購入できるのかという疑問について、産婦人科医の内田里香子先生に答えていただきます。

アフターピルの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

アフターピルはマツモトキヨシで購入できない

現在、マツモトキヨシでは1店舗を除きアフターピルの取り扱いがありません。

アフターピルは医療用医薬品であるため、購入する際は医師の診断と処方箋が必要です。

そのためアフターピルは、一般的に薬局やドラッグストアで取り扱いが少ないことに注意してください。

処方箋があれば購入できる場合がある

医師からの処方箋があれば、アフターピルの取り扱いがある薬局で購入できる場合もあります。

ただし、処方箋があっても購入できる薬局は限られているため、事前確認が必要です。

また来店のタイミングによっては、アフターピルの取り扱いがない可能性も十分にあります。

取り寄せには数日かかるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

 あわせて読みたい：アフターピルは薬局・ドラッグストアで買える？早くて安全な購入方法を解説

【11月28日更新】アフターピルの市販化が開始【医師監修】

2023年11月28日より、厚生労働省からの委託を受けた一部薬局でのアフターピル市販化がはじまりました。

ここからは、アフターピル市販化のメリットや注意点、マツキヨで市販化される店舗について内田先生に解説いただきます。

アフターピル市販化のメリット

アフターピルが市販化されるメリットは、主に次のとおりです。

• 医師の診察が不要になる
• 病院・産婦人科が遠い地方でも入手しやすくなる
• 一刻も早く服用できる

アフターピルは医師の診察を受けて処方を受ける必要があるため、人によっては心理的なハードルが高いと感じることもあります。

しかしアフターピルが市販化されると医師の診察が不要になることから、心理的なハードルが下がり、より迅速な服用につながるでしょう。

市販化試験の注意点

アフターピルの市販化にあたり、次に挙げる注意点に気を付けましょう。

• 全国145薬局でのみ取り扱っている
• 薬剤師との面談がある
• 薬剤師の前で服用する
• アンケートに回答しなくてはいけない

アフターピルの市販化は2023年11月28日から開始された調査事業のため、現時点（2024年1月）で全国145薬局でのみの取り扱いとなります。

自宅近くの薬局で取り扱いがない場合、病院や産婦人科、オンラインクリニックのほうが早くアフターピルを手に入れられるでしょう。

マツモトキヨシで市販化される店舗

現在マツモトキヨシで市販化される店舗は、次の1店舗のみです。

• 調剤薬局マツモトキヨシ平和町店（岡山県）

今後拡大する可能性があるため、続報を待ちましょう。

なお、取り扱い薬局リストは「日本薬剤師会オフィシャルWebサイト」で確認できます。

>>日本薬剤師会オフィシャルWebサイト

アフターピルの効果と種類と値段

アフターピルは、種類により服用方法と値段が異なります。アフターピルを利用する前に、基本的な種類と値段を確認しましょう。

ここからは、アフターピルの主な3種類と料金について解説します。

ノルレボ

ノボレボ（成分：レボノルゲストレル）は世界で使用されている、もっとも一般的な緊急避妊薬です。

料金の相場は15,000円（税込）～20,000円（税込）です。

性行為後72時間以内に1錠を服用します。72時間を過ぎてしまった場合でも効果は落ちますが有効のため、なるべく早く服用しましょう。

プラノバール

プラノバールは月経困難症や月経移動の改善などを目的として使用されるピルであり、緊急避妊薬としても使われます。

料金の相場は4,000円（税込）～8,000円（税込）です。

プラノバールを利用する緊急避妊法をヤッペ法ともいい、用量用法を守れば正しい避妊効果が期待できますが、ほかのアフターピルと比べると副作用にも注意が必要です。

性行為後72時間以内に2錠服用し、その12時間後に2錠服用する必要があります。

吐き気や嘔吐、イライラといった副作用が出やすいため、不安な方は吐き気止めなどを用意しておきましょう。

エラ

エラ（成分：ウリプリスタール酢酸エステル）は子宮筋腫治療としても使用される緊急避妊薬です。

料金の相場は8,000円（税込）～20,000円（税込）です。

性行為後120時間以内に1錠服用するタイプの緊急避妊薬ですが、基本的には72時間以内を推奨しています。

120時間以内でも約85％の避妊効果が得られるため、性行為をしてから時間が経ってしまった方におすすめです。

アフターピルはどこで買うのが安い？

アフターピルは、購入する場所により料金の相場が異なります。

安全に安く購入するには、オンラインクリニック、もしくは医療機関の診察が必要です。

ここからは、各診察方法の特徴と値段相場について、詳しく解説します。

オンラインクリニック

オンラインクリニックは自宅近くに病院・産婦人科が無い方や、対面診療に不安がある方におすすめです。

病院とは異なり血圧検査や尿検査がないため、平均5分程度と短い診察で処方してもらえます。

ただし、料金相場は10,000（税込）～20,000円（税込）と少し高めであり、配送料やシステム料がかかる点に注意が必要です。

 あわせて読みたい：アフターピルのおすすめオンラインサービス8選！安全に早く処方するポイントも解説

産婦人科・医療機関

アフターピルは、産婦人科や総合病院のような医療機関で処方するのが一般的です。

医師が患者の健康状態を診断し、適切なアフターピルを処方します。服用方法や副作用の可能性、相互作用についても説明が受けられます。

ただし、必ずアフターピルを処方してもらえるわけではありません。

既往症や日常的に服用している薬との組み合わせによっては、処方されない場合もあることに注意が必要です。

 あわせて読みたい：産婦人科でアフターピルだけもらうことはできる？処方までの流れや値段について解説

通販や個人輸入

アフターピルの通販や個人輸入は偽物が多く、受け取りまでに時間がかかる可能性が高いため絶対に利用しないでください。

過去に海外から輸入された医薬品から多量の鉛が検出されたケースもあり、厚生労働省からも注意喚起がおこなわれています。

偽物のアフターピルを服用した場合、避妊効果が得られないだけでなく、重篤な副作用を引き起こすケースもあります。

アフターピルを安全に服用したい方は、病院や産婦人科、オンラインクリニックを利用しましょう。

 あわせて読みたい：【種類別紹介】アフターピルの値段相場はいくら？保険適用や買える場所について解説

アフターピルの購入におすすめのオンラインクリニック

アフターピルの購入を検討している方にとって、オンラインクリニックは便利でプライバシーを守りながら即座に対応するため、非常におすすめです。

ここでは、とくにおすすめのオンラインクリニックを3つ紹介します。

あしたのクリニック

あしたのクリニックは、オンラインでアフターピルを処方するサービスです。

クリニックに来店する必要がなく、オンライン診療を通じて処方を受けられます。最短当日発送で翌日には届くため、急いでいる方にも適しています。

料金は72時間以内用のピルが1回2錠で8,800円（税込）、120時間以内用が1回1錠で13,750円（税込）となっており、後払いも可能です。

24時間対応のオンライン診察と、土日も変わらず診察をおこなっている点が特徴です。配送はバレないようにサプリメントとしておこなわれ、プライバシーも守られます。

ソクピル

ソクピルは、アフターピル専門のオンライン診療サービスで、最短5分で医師が処方します。来院不要で、スマートフォン一つで診察から処方まで完結します。

72時間有効のレボノルゲストレルを含むアフターピルは8,800円（税込）から、120時間有効のレウリプリスタール酢酸エステルを含むアフターピルは16,500円（税込）からです。

配送オプションには通常配送とエクスプレス配送があり、地域によっては最短当日に到着する速さも魅力の一つです。

エミシアクリニック

エミシアクリニックでは、超特急便により最短1時間でアフターピルを発送するサービスを提供しています。

72時間以内に服用するタイプのアフターピル「Madonna」は9,000円（税込）、120時間以内に服用するタイプの「Ella」は15,500円（税込）で提供されています。

ただし、Ellaについては個人輸入手続きをおこなったもので、国内未承認のものです。医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため、注意してください。

アフターピル購入に関するよくある質問

アフターピルの服用について、悩みや不安、疑問があるという方も多いでしょう。

アフターピルを安心して利用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

アフターピルは誰でも購入できますか？

アフターピルは医師が必要と判断すれば、誰でも処方されます。

ただし、病歴や健康状態により処方されない場合や、医療機関によって年齢制限を設けている場合もあります。

未成年の方でアフターピルの処方を希望する場合、受診前に確認しましょう。

アフターピルの代用品は市販されていますか？

アフターピルの代用品として市販されている薬はありません。

日本で緊急避妊薬を入手するためには、医師の診察と処方箋が必要です。

市販の避妊薬は主にコンドームや避妊パッチなどがありますが、アフターピルとは異なる用途で利用されます。

低用量ピルはアフターピルの代わりになりますか？

低用量ピルはアフターピルとは異なり、事前に服用するタイプの避妊薬です。

低用量ピルは、緊急避妊の目的では利用されていません。利用目的や効果が異なるため、アフターピルの代わりに低容量ピルを利用するのは控えましょう。

アフターピルの服用で不妊になりませんか？

アフターピルの服用が不妊を引き起こすという科学的な根拠はありません。

しかし、頻繁なアフターピルの利用は、体内のホルモンバランスに影響を与える可能性があります。アフターピルの頻繁な利用は避け、必要な場合は医師の指導を受けましょう。

まとめ

アフターピルの購入には医師の診察と処方箋が必要なため、マツキヨで購入は原則としてできません。

しかし、現在では一部の薬局・ドラッグストアで市販化が開始されています。

マツキヨでは1店舗のみが対象ですが、今後アフターピルが市販できる可能性は、十分に考えられます。

アフターピルの市販化が一般化するまでは、産婦人科やオンラインクリニックなど安全にアフターピルを購入できる方法を選択してください。