はい。若年女性の貧血に対して、ピルはよく効きます。女性の場合、血中ヘモグロビンの値が11以下である状態を貧血と定義します。貧血をもたらす疾患は非常に数多くありますが大別すると2つです。ヘモグロビンを作る材料が足りないケース(鉄不足など)と、出血により体内から失われるケースです。低栄養による貧血は現代ではごく少数です。貧血の原因はほとんど全て、「月経」です。ある程度まとまった出血が毎月起こるわけですから、無理もありません。一方、ほとんどの女性は、自らの月経量が異常なのかどうか判断がつきません。そのため、医療機関を受診して治療を受ける機会に乏しいと言えます。過多月経と診断される女性のうち、大多数の方は経血量が異常であることに気付かないまま放置しています。
低用量ピルには月経を減らす効果があります。月経量が減れば失われるヘモグロビンの量が減りますから、結果的に血中ヘモグロビン総量が増えます。すなわち貧血を治す事ができます。
生理の出血量が多いと感じる場合は、一度婦人科を受診することをおすすめします。
例えば、次のような症状がある場合は、過多月経の可能性があります。
・レバーのような大きな血の塊が繰り返し出る
・昼間でも夜用ナプキンが必要になる
または1~2時間ごとにナプキンを交換しなければならない貧血症状(めまい・動悸・息切れ・強い疲労感)がある出血量が多い原因として、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腺筋症などの病気が隠れていることがあります。
そのため、まずは原因を確認することが大切です。
検査の結果、低用量ピルで改善が期待できる場合には、症状やご希望に合わせて治療をご提案いたします。
低用量ピルは、生理の出血量を減らし、生理痛を和らげる効果が期待でき、多くの方に選ばれている治療法の一つです。