フリウェルは、ルナベルという製品のジェネリック医薬品です。フリウェルLD・ULDはエストロゲン（卵胞ホルモン）としてエチニルエストラジオール、プロゲステロン（黄体ホルモン）としてノルエチステロンを含みます。低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤（LEP製剤）と呼ばれることもあります。これらのホルモンの作用により卵胞が発育しません。排卵は抑制され、月経痛が軽減されます。
LEP製剤は低用量ピルと同様の成分ですが、避妊用ピルよりもエストロゲンが少ないため、避妊効果は期待できません。
フリウェルにはLDとULDの2種類があり、ULDにはLDよりも更に少ない量のエストロゲンが含まれます。
月経困難症の治療
毎日一定の時刻に1日1錠 21日間服用し、その後7日間休薬します。28日間を投与1サイクルとし、29日目から次のサイクルを繰り返します。
（1）血栓症（四肢，肺，心，脳，網膜等）があらわれることがあります。服用中は観察を十分に行い、以下の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行ってください。激しい頭痛、構語障害、急性視力障害、下肢の急激な疼痛・腫脹，突然の息切れ、胸痛、四肢の脱力・麻痺等。
（2）アナフィラキシー（呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫、そう痒感等）があらわれることがあります。このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行ってください。
（1）毎日一定の時刻に服用すること．
（2）飲み忘れ等がないよう服用方法について十分に理解すること
（3）初めて服用する場合、原則として月経第１～５日目に服用をスタートすること。
（4） 飲み忘れた場合、飲み忘れた錠剤を直ちに服用する。当日の分も通常の時刻に服用する。2日以上服薬を忘れた場合は、本来の日付に追いつくまで1日2錠服用。追いついたら1日1錠に戻す。
不正性器出血、月経過多（少）、頻発月経、希発月経、頭痛、悪心、下腹部痛、乳房不快感、
フリウェルは避妊効果も低く、（当院で採用している薬剤と比べると）トラブルも多いため、当院では推奨していません。
